
- 検索しても転職サイトのランキングと宣伝ばかりヒットする
- 初めて転職するけど、転職サイトってどうやって使えばいいの?
- 転職したいけど、希望通りの病棟に配属になるのか心配
転職サイトを使おうかなと思っても、こんなことを思う人も多いと思います。転職サイトは求人を探すのにはとても便利ですが、集まる求人の特徴や具体的な活用方法を理解されている方は非常に少ないです。そこで転職サイトの口コミを500件以上分析し、看護師の転職業界を研究してきた私が、
- 転職サイトを使うときに必要な準備はなにか
- どのようにして良い求人に出会える可能性を上げるのか
- なぜ自分でリサーチすることも同時に行うべきなのか
を解説していきます。看護師の転職は知識を備えたほうが絶対に有利になります。この記事で、役立つ情報を蓄えてよりよい転職ができるよう応援しています。
結論:転職サイトは特徴を踏まえて使い倒す

最初に結論です。
- 転職で実現したいことを担当者に伝えないと良い求人には出会えない
- その地域の求人が多い企業でコミュニケーションがうまくいく方と組むとうまくいく
- 転職エージェントだけでなく、自分で探したり友人の紹介なども使うことが重要
詳しく解説していきます。
転職で実現したいことを担当者に伝える

実は、“転職で実現したいことを明確にエージェントさんに伝えることはマナー”です。この説明のために、看護師の転職サイトの仕組みについて解説させてください。
看護師の転職サイトの仕組み

看護師の転職サイトに登録すれば、
- 転職について無料で相談に乗ってくれる
- 求人も紹介してくれる
- 面接対策や給与の交渉もしてくれる
と無料で転職のノウハウを教えてくれます。なぜこのようなことができるかというと、その企業が“病院にとって価値のある人材を紹介することで利益を生む会社だから”です。このような企業形態を転職エージェントといいます。(以下、転職エージェントで統一します。)
例えば、

器械出しができて後輩指導もできる看護師さんいないかな…?

私達にお任せください、登録してくれた方の中から力になれる人材を紹介いたします。
このように、病院が求めている人材をスカウトして紹介するという形が定着しています。
※転職エージェントのしくみについてさらに詳しく知りたい方はこちらへ
→【看護師の転職】看護師の転職サイトの仕組み
「この人は転職に真剣でないな」と思われるとサービスの質が下がる

転職エージェントは成果報酬型のビジネスです。なので、病院に看護師が転職して初めて報酬が得られるしくみになっています。そのため、
転職で何を実現したいのかを明確に伝えられない人は転職する可能性が低い方と判断され、サービスの質が落ちます。
転職の意思を伝える例としては、
というように、はじめに転職の軸を伝えることが非常に重要です。
自分の今までのスキルも伝えられると良い求人にめぐりあえる可能性が上がる

看護の領域は多岐にわたるため、自分の経験した領域=自分の強みになります。
この情報は転職エージェント側にとっては非常にありがたい情報です。
求人を出す病院が求めるスキルと自分のスキルがマッチすればいい条件の求人に出会える可能性が高くなります。このような手段を駆使しながら、“スキルが活用でき、自分の転職の軸に合う求人”に巡り会えれば最高です。
※転職の軸と自分のスキルの洗い出しについてはこちらの記事で詳しく書いています。(執筆中)
“転職したい地域の求人が多い企業”の中でコミュニケーションがうまくいく方”と組むとうまくいく

この章ではどの転職エージェントを選べばいいのか、どのようにコミュニケーションを取ったらいいのかについて書いていきます。
転職エージェントの選び方

転職エージェントがもっている求人数が多ければ多いほど、提案できる求人の幅が増えます。なので、転職したい地域で求人数を多く抱えている転職エージェントに登録するのがいいです。
具体的にはこんな感じです。
おすすめの転職エージェントについてはこちらの記事をご覧ください。
→【徹底リサーチ】看護師の転職サイトのおすすめと失敗しない選び方
転職エージェントとのコミュニケーション

転職エージェントは営利企業なので、ビジネスパートナーと思って接するのが良いです。具体的には
- 自分の転職の軸(転職で譲れない条件や転職で実現したいこと)を明確に伝える
- 自分が転職先で活用できるスキルを話す
- 自分が連絡を取れる日時と希望の連絡手段(電話、メール、LINE)を伝える
このようにするとうまくいきやすいです。特に看護師は勤務が不定期になりやすいので、自分のストレスにならない方法と時間を伝えておくことがポイントです。(連絡に関するトラブルは多いので注意です。)
ダメな担当者とは?

- 無理やり面接日程を設定しようとする
- 自分の転職の軸に合っていない求人を紹介してくる
- その他、社会人として対応をする
どんな企業でも上手な担当者とそうでない担当者がいます。ひどい場合は、担当者の変更を依頼したり、エージェントを退会してください。その地域の求人に詳しいエージェントを複数登録し、一番しっくりくる方と転職活動を進めるのが得策です。
優秀な担当者とは?

優秀な方の特徴は
- 自分の転職の軸に合った提案をしてくれる
- 転職の軸に合った求人がない場合はそれを隠さずに言ってくれる
- これまでの業務経験やスキルを踏まえて提案をしてくれる
- 入職するときの懸念点について教えてくれる
- 病院に回答期限の延長や年収・待遇の交渉をしてくれる
これに当てはまる方は非常に優秀です。ですが、自分と会話の波長が合い、心地よくコミュニケーションが取れる担当者であればいい転職のためには十分でしょう。
転職エージェントだけでなく、自分で探したり友人の紹介なども使うことが重要

転職エージェントには弱点があります。それは病院側が狙って取りに行く必要のない求人の形態に弱いということです。例えば、
- 夜勤有りの常勤看護師
- 特別養護老人ホームの常勤看護師
- 週5勤務のクリニックの看護師の募集
これらはエージェントを介さなくても集まる求人です。そのため、病院側はエージェントに求人を掲載しません。転職エージェントには求人は無いが、ホームページ上で募集をかけているということはよくあります。
他の手段として、タウンワーク、ネット検索、友人の紹介があります。必ず活用しましょう。
※転職エージェントを使わない方法についてこちらの記事を参照してください。(現在執筆中)
まとめ

- 転職の軸と自分の今までのスキルを最初に必ずエージェントに伝えることが重要
- 転職で何を実現したいのかを明確に伝えられない人は転職する可能性が低い方と判断され、サービスの質が落ちる
- 転職したい地域の求人を多く扱っている転職エージェントを使う
- 自分と会話の波長が合い、心地よくコミュニケーションが取れる担当者と巡り会えればベスト
- 転職エージェントだけでなく、自分で探したり友人の紹介なども使う
この記事の内容は以上です。
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