

- もう人間関係に疲れた…
- 旦那が引っ越すから転職しなきゃない
- 3年経ったし地元に戻ろうかな
看護師が転職するきっかけは、人間関係や家族の転勤が多いです。そのためか、計画を建てず見切り発車で転職活動を始める方が多いです。転職全体のことをあらかじめ見通しておくことは重要です。そこでこの記事は
- 転職するときの心構えってどのようなものなのか?
- 看護師が転職するときはどのような流れになるのか?
について書いていきます。この記事を読むことで、転職によって得られるものと失うものを天秤にかけて吟味できるようになります。最後までご覧いただければと思います。
結論

看護師の転職の心構えは6つ
- 転職するメリットとデメリットを考えて天秤にかけよう
- 自己分析を必ず行おう
- 必ずスケジュールを建てよう
- 採用担当者がほしいと思う職務履歴書を書こう
- 面接では一緒に働きたいと思わせよう
- 社会人のマナーを踏まえた退職と入職を心がけよう
詳しく解説していきます。
①転職するメリットとデメリットを考えて天秤にかけよう

転職は現状からの”逃げ”だけでは転職はうまく行きません。なぜなら、転職によって得られるものと失うものがあるからです。転職で得られるものと失うものとを比べて最善の選択をしましょう。もちろん、転職しないという選択もアリです。
※人間関係と転職については別記事を執筆中です。よかったらご覧ください。
- 現状の悲惨な人間関係から離れることができる
- 今はできない業務に就くことができる
- いい労働環境(通いやすさも含め)で働くことができる
- 待遇・給与面での改善が見込める
- 環境が変わることでスキルアップができる
- 給与が下がる可能性がある
- やりたいことが転職先ですぐにできるとは限らない
- 人間関係を1から作り直さなければならない
- 今までのキャリアをもとにした実務能力が求められる
このように転職は良いことと悪い事のトレードオフなので注意してください。
転職すると決めたら、貫く

退職することはじっくり決断し、いったん決めたら貫くようにしてください。周りに辞めると言いながら退職を思いとどまった場合、「一度辞めるといった社員」という認識をされるので注意してください。他にも、
- 一旦内定をもらったら受諾しないと社会人のマナーに反する
- 転職活動に集中できる
- ゴールが決まっていることで、精神的に楽になる
- 頑張ればこういうメリットがあると前向きに取り組める
ということがあります。
②自己分析を必ず行おう


せっかく転職したのに、こんなはずでは…
とならないために自己分析は転職において超重要です。自己分析することで、提示された求人のどれが自分にとっていいのか合理的に判断できるからです。
自己分析には2つあります。
- 転職の軸の分析
→転職で実現したいことと、そのために捨ててもいいことを明確にする分析
- 自分の市場価値の分析
→自分のこれまでのスキルの分析(“技術”“経験”“人脈”のどれかにグループ分けできる)
この2つを必ず明確にしてから転職活動をしてください。
※具体的な分析方法はこちらの記事に書いていますので、ご覧ください。
→【看護師の転職】市場価値と転職の軸を明確にすべき理由
③必ずスケジュールを建てよう

数カ月後に入職するゴールを立て、逆算してスケジュールを決めておきましょう。
- Step1準備期間
- 転職の目的とそのために犠牲にしてもいいことをはっきりさせる
- 自分の強みと弱みを把握する
- 採用書類の下書きをする
- 求人をさがす
- Step2応募
- 求人の中から応募する企業を決める
- 採用書類をその求人に合った形に清書する
- Step3面接
- 先に受けた面接の内容をもとに、書類や面接対策を洗練させる
- どんどん面接を受ける
- 内定を受諾する案件を決定する
- Step4退職と入職
- 転職先へ必要書類を提出する
- 退職願を提出する
- 引き継ぎと退職の挨拶をする
※ボーナスを貰うために6月末退職または12月末退職を目安にすると良いです。その他、転職の時期についてはこちらの記事をご覧ください
→【看護師が語る】ボーナスが確実に貰える転職の時期
転職活動の期間にやっておきたいこと

次に転職活動に組み込んでおきたいことを紹介します。
- 応募期間は集中させる
内定をもらった場合、遅くとも3日で返答をしなければなりません。そのためできるだけ面接の時期を揃え、同じ時期に結果が帰ってくるようにしましょう。 - 退職時期から逆算し、計画を建てる
ボーナスは貰っておきたいので、6月末または12月末以降に退職の予定を立てるのがベターです。医療機関は人手不足なので、1ヶ月程度で内定が貰えることが多いです。期間を設定して勝負を決めましょう。(※ソース:看護roo!の転職情報ページ) - 友達と会う機会を設ける
友達は自分に冷静な意見をくれるのでぜひ頼りましょう。また、気持ちにも余裕ができるのでぜひ予定に組み込んでください。複数の媒体を活用する - 複数の求人媒体を使う
求人を掲載している媒体によって求人の質が違います。転職エージェントには高給与な案件が載りやすく、地元のタウンワークやハローワークにはその地域の求人が載りやすいです。
※転職の求人の探し方については以下の記事をご覧ください。
→看護師の転職サイトの仕組み【なぜしつこい?】
→【看護師の転職】求人を転職サイトを使わずに探す方法3選
④採用担当者がほしいと思う職務履歴書を書こう

採用書類は自分の力をプレゼンするためのツールです。医療機関が求めるスキルやキャリアを考えた上で丁寧に記入するようにしましょう。注意点を挙げておきます。
- 丁寧に書く
- 履歴書の写真はプロに撮ってもらう
- 志望動機は採用する企業目線で書く
- その医療機関に求められる職務経験を強調して書く
- 職務上の課題にぶつかったときにどのように乗り越えたのかを書く
- 採用する上司の目線で読み返し、採用したいと思える書類になっているかチェックする
※採用資料についてのもっと詳しい情報は別記事に書く予定です。書け次第リンクを挿入します。
⑤面接では一緒に働きたいと思わせよう

面接の時は、”採用者の視点から見て採用したい”と思ってもらうことが非常に重要です。採用者の目線をしっておきましょう。
- 病棟で通用するスキルはもっているか
- 仕事への意欲はあるか
- 病棟で働くメンバーとうまく人間関係が形成できるか
- 志望動機はあいまいではなく、相手に説明できるようにまとまっているか
- 職務経験に基づいて自己PRができているか
- 退職理由は最初はネガティブなものだったとしても、前向きな目標に転換できているか
などなど
採用する看護師の経験年数によって求めるものが違うことも覚えておきましょう。
- 1年目看護師
- 自分の施設のやり方を柔軟に受け入れ、覚えることができる
- 新しいことへの適応力があり、すぐに戦力になってくれる
- 3年目以上の看護師
- 職務経験を活かし、即戦力になってくれる
- 教育経験があるため、プリセプターやチームリーダーとして働いてくれる
- 病棟の問題に取り組み解決してくれる
- ベテラン看護師
- 豊富な職務経験を活かして活躍してくれる
- 病棟のリーダーとして、マネジメント能力を発揮してくれる
- 専門性が高い看護をいままでのスキルを駆使しながら提供し、後輩にそれを伝えてくれる
※よくある質問など面接の詳しい内容は別記事を執筆中です。できたらリンクを張ります。
⑥社会人のマナーを踏まえた退職と入職を心がけよう

職場の去り方にはその人のひととなりが出ます。前の職場や採用先に迷惑がかかる行為はNGです。他のポイントは以下のとおりです。
- 退職することはじっくり決断し、いったん決めたら貫くようにする
- 内定が出るまで周りに言うのは避ける
- 内定を受諾したら辞退するのは社会人のマナーとしてNG
- 考える時間がほしいといっても数日が限度
- すこし考える場合でも、内諾と解釈される言い方はしない
- 雇用契約書で労働条件をしっかりと確認する
※詳しくは別の記事にて解説予定です(執筆中、書けたらリンクを貼ります。)
まとめ

看護師の転職の心構えは6つ
- 転職するメリットとデメリットを考えて天秤にかけよう
転職によって得られるものと失うものがあるため、転職で得られるものと失うものとを比べて最善の選択をする - 自己分析を必ず行おう
自己分析することで、提示された求人のどれが自分にとっていいのか合理的に判断できる - 必ずスケジュールを建てよう
医療機関は人手がほしいので1ヶ月程度で内定が貰えることが多い、期間を設定して勝負を決める - 採用担当者がほしいと思う職務履歴書を書こう
その医療機関に求められる職務経験を強調して書く - 面接では一緒に働きたいと思わせよう
面接の時は、”採用者の視点から見て採用したい”と思ってもらうことが重要 - 社会人のマナーを踏まえた退職と入職を心がけよう
職場の去り方にはその人のひととなりが出る、前の職場や採用先に迷惑がかかる行為はNG
この記事の内容は以上です。
皆様の看護師ライフがより良いものになるよう願っています。
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